2026年10月9日(金)
小学4年生の頃、夜になるのが怖くて眠れない日が1年ほど続いたことを鮮明に覚えています。大人になって思い出されると、どうしてあんなことで悩み苦しんだか理解できませんね。我が家は5人家族です。両親に、9つ上の兄がいて2つ下に妹がいます。現在は私と妹の二人だけになってしまいました。当時怖くて眠れなかったのは、歳の順から言って両親が死に、そして兄が死んでいくと思ったら、私と妹はどうなるのだろうかと心配や不安で眠れなかったですね。日中は学校生活で忘れていますが、夜になると決まって怖くて眠れませんでした。死に対しての恐怖がありました。いつの間にかこんな思いはなくなっていましたね。30代の頃会社を倒産させ、10年間ほど波乱万丈の生活が続きました。その時患った病気が精神的なものでした。医者から言われたのが自律神経失調症で躁鬱病です。45歳ぐらいまで10年以上苦しみました。いつ死んでもおかしくない精神状態でした。この時も死が怖かったですね。今死んだら家族はどうなるか、まだまだやり残したことが多すぎる。人生に悔いが残るなどと毎日が地獄でした。はた目からは体格も良いので、私の苦しみなど理解はしてもらえませんでした。時には冷や汗をかき、立っていられなくなります。また脳卒中で死ぬとか、心臓・肝臓・膵臓・胃などとあらゆるところに異常が出てくるのです。1日に多い時は3・4回病院へ行くことがよくありました。医者から薬は処方してもらっていましたが、薬で精神的な病が治るはずがないと思い、時間はかかりましたが自力で治しました。結局精神的な病ですから、ネガテイブな考えはしない事と思い、心配事をすべて書きしるしました。毎日何べんも何べんも繰り返し読んで自分に言い聞かせるのです。心に癖をつけるように努力しました。現在の店を作って3年ぐらいしたころから精神面は回復しました。今は歳を取ったせいかこのような悩みは嘘のように消えています。60代の頃90歳までは現役を貫くと意気込んでいました。最近は100歳までと目標が長くなりましたが、体調が思わしくないときなどはもうそろそろいいかなと思うことがあります。しかし、新たな事業計画を立てていますのでそう簡単には死ねません。死ということは、人間が一度は避けて通れない運命です。分かっていても怖い、若い時は死を受け入れ難いのでしょう。ところが歳を取ってくると体力がなくなります。自然に死に対しての恐怖心が薄れいでくるのでしょう。これが人の世の定めでしょうか。
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